管理職昇格の鬼門 
人材アセスメント/インバスケット
徹底対策・解体新書

管理職昇格は、生涯年収で1〜2億円の差を生む

上記の表はGeminiが推定した、日本の大手の上場企業での、管理職昇格の可否による生涯年収差の推定値です。生涯年収格差はなんと1〜2億円となり、これは株式投資で「億り人」となることと同じか、それ以上です。そして、管理職に昇格する方が株式投資に比べて遥にリスクが低いのは言うまでもありません。

昇格を阻む鬼門 人材アセスメント/インバスケット

管理職昇格試験は企業によって内容が異なります。日本の上場企業の4〜5割で導入されていると推定される「人材アセスメント/アセスメントセンター」試験では、グループディスカッション、面接演習、インバスケットの演習内で発揮された候補者の行動を、アセッサーと呼ばれる「人を見るプロ」が1-3日間観察し、コンピテンシー(行動特性、思考特性)いう評価項目毎に数値評価を行うものです。たとえ上司は管理職昇格に前向きでも、この試験で得点が稼げず、昇進・昇格が阻まれている方が少なからず存在します。

対策法がブラックボックスである

同様の規模の年収格差を生じさせる試験として、「司法試験」と「公認会計士試験」がありますが、公的な試験であるため、①過去問が開示され、それをベースに②模範解答が作成され、③対策法を指南する受験予備校や対策本が多く存在します
一方、人材アセスメント/インバスケットでは、驚くほど正しい対策法を指南する講座、対策本が存在しません。その理由は、①過去問に相当するものが開示されず、②「正解/模範解答」はそもそも存在しないことにあります。模範解答が存在しない理由については、こちらの記事をご参照下さい。
一部、受験/合格経験者が彼等の受験体験から習得したノウハウを公開しており、全否定するつもりはありませんが、多くの記事は実際の評価のプロセスを全く知らずに書かれており、コンテンツ作成者の経歴をチェックすることを強くお勧めします。

模範解答はないが、「予備知識」の有無が合否を分ける

模範解答がないからと言って、無策で乗り切れる試験ではありません。この試験は1〜3日という短期間で貴方と初対面の外部のアセッサーが貴方を観察し、数値評価を行います。そして評価は貴方が演習内で撮った言動、行動というファクトに基づいて行われます。ファクトがなければアセッサーは高いスコアをつけることができません。ですから受験前に知っておくべき重要な予備知識とは以下の3点に集約されます。
  • アセッサーの視点から見て、どのような行動/言動が加点につながり、減点につながるか
  • 貴方はどのようにして上記をアピールするか
  • 各演習(特にインバスケット)が抱える暗黙の前提、制約事項

講座で紹介している「予備知識」の具体例

以下は人材アセスメント受講前に知っておくべき予備知識の具体例です。もし書かれている内容の意味が分からないものがあれば、今すぐの受講をお勧めいたします。理由は、①貴方が行う投資は1〜2万倍のリターンをもたらす可能性があるからです。また②紹介される予備知識は、受験直前に内容を聞いて効果が発現するものばかりではありません。自身の行動特性、思考特性を合格水準を満たすよう変えるには、数年間を要する可能性もあります

  • 人材アセスメントでは評価項目の合計点が意味を持つが、絶対に減点してはいけない項目が1つある
  • グループディスカッションでは10のNG行動を避けることで減点を最小限に抑えられる。
  • 面接演習ではアセッサーにより異なる「展開」をある程度知っておくことが重要である。
  • インバスケット(IB)には巧妙に仕込まれた問題を発見するコツがある。
  • IBの性質上、「問題解決力」の加点は難しいが、アピールする方法はある
  • 問題に対する「暫定策」は、「問題解決力」では評価されないが、それが得点差を広げる
  • IB方針立案演習では「問題と課題」の違いを知ることが大前提だが、ググってもまちまちの答えが出るのみで、方針立案演習上の定義」を正確に知って準備しておく必要がある
  • あえて高得点を狙いに行っても、大抵無駄骨に終わる評価項目が存在する

講師紹介 −  児玉健

オンライン講座の講師を務める私の経歴を簡単に紹介しておきます。
大学卒業後、アンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)等の外資系の会社で約10年間勤務した後、フリーランスとして独立。人材アセスメントに出会い(出会った経緯はこちら)、アセッサーとして、また最後の2年は一部案件でアセッサーのまとめ役のリードアセッサーとして、日本の様々な一流上場企業に登壇し、評価したアセッシーの人数は1,000名を超えました。講座には私のアセッサーとしての体験をもとに、人材アセスメントで高い点を獲得するために必要な予備知識を豊富に盛り込んでいます。

Noteとオンラインコースのご紹介

人材アセスメント/インバスケットを受験するにあたって、必要な予備知識を網羅的に解説したものが、下記のUdemyのコースとなります。

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更にUdemy講座内容とオーバーラップするものの、既にネット上で広く知られている事項については下記のNoteにて開示しています。またピンポイントで内容を知りたいというニーズに答えるため、単発の有料記事についても充実させていく予定です。

Note記事 ヒューマンアセスメント・インバスケット対策情報

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